ディスカバリー軍団の指揮官
「ディスカバリー軍団(Corps of Discovery)」として知られるルイス・クラーク探検隊は、1804年から1806年にかけて、アメリカ合衆国大統領トーマス・ジェファーソンの命により、ミシシッピ川以西のルイジアナ買収地域と太平洋岸を探索した歴史的な遠征隊です。この遠征を率いたのは、以下の2名の共同指揮官でした。
- メリウェザー・ルイス(Meriwether Lewis) — ジェファーソン大統領の私設秘書を務めていた人物で、遠征の総指揮官に任命されました。
- ウィリアム・クラーク(William Clark) — ルイスの友人であり、地図作成や隊の管理で重要な役割を担った副指揮官です。
2人は対等な協力関係のもとで遠征を指揮し、セントルイスから出発して大陸を横断し、太平洋に到達するという偉業を成し遂げました。
ディスカバリー軍団の主なメンバー
遠征隊には、兵士、狩人、通訳など多様な技能を持つメンバーが参加しました。主なメンバーは以下の通りです。
- ジョン・オードウェイ(John Ordway)— 隊の日誌係として貴重な記録を残した
- チャールズ・フロイド(Charles Floyd)— 遠征中に唯一亡くなった隊員
- ナサニエル・ヘイル(Nathaniel Hale)
- ジョン・コルター(John Colter)— 後に有名な山男(マウンテンマン)となった
- パトリック・ガス(Patrick Gass)— 軍曹に昇進し、回想録を出版した
- ロバート・フレイザー(Robert Frazer)
- ジョセフ・フィールド(Joseph Field)
- ジョージ・ドルイヤール(George Drouillard)— 優れた斥候・通訳として活躍した
- ルーベン・フィールズ(Reuben Fields)
- ジョン・シールズ(John Shields)— 銃器の修理や道具の製作を担当した
- ウィリアム・ブラットン(William Bratton)
- ベンジャミン・ラッセル(Benjamin Russell)
- バジル・ギアール(Basil Giard)
- ジョン・B・トンプソン(John B. Thompson)
- ジョン・コリンズ(John Collins)
- ピーター・クルザット(Peter Cruzatte)— バイオリン奏者として隊の士気を高めた
- フランシス・ラビーシュ(Francis Labiche)
- ヒュー・マクニール(Hugh McNeal)
遠征に同行した重要人物
- トゥサン・シャルボノー(Toussaint Charbonneau) — フランス系カナダ人の罠猟師で、通訳として雇われました。
- サカガウィア(Sacagawea) — シャルボノーの妻であるショショーニ族の女性。通訳や案内人として、また平和の象徴として遠征の成功に大きく貢献しました。
これらのメンバーの協力により、ディスカバリー軍団は未知の西部に関する膨大な地図、動植物の記録、先住民族との交流情報をもたらし、アメリカの西進の歴史における金字塔となりました。