考古学的発見

マウソロス霊廟はどこにある?トルコ・ボドルムの古代世界七不思議

マウソロス霊廟の場所

マウソロス霊廟(ハリカルナッソスの霊廟)は、現在のトルコ共和国南西部の都市ボドルムに位置しています。ボドルムはエーゲ海に面した人気のリゾート地として知られていますが、古代にはカリア地方の首都ハリカルナッソスとして繁栄した歴史ある土地です。

歴史と背景

この霊廟は紀元前4世紀(およそ紀元前350年頃)に、アケメネス朝ペルシア帝国の属州カリアの太守であったマウソロスの墓として建てられました。造営を主導したのは、彼の妻であり妹でもあったアルテミシア2世だと言われています。高さ約45メートルに達する壮大な墓廟で、ギリシャ建築にエジプトやペルシアの意匠が融合した当時最高峰の建築物でした。

古代世界七不思議の一つ

マウソロス霊廟は、ギザの大ピラミッドやアレクサンドリアの大灯台などと並ぶ「古代世界七不思議」の一つに数えられました。そのあまりの壮麗さから、後世において立派な墓を意味する「霊廟(マウソレウム)」という言葉の語源になったことでも知られています。

現在の様子と見どころ

霊廟は度重なる地震などによって崩壊し、現在では基壇部分や柱の基部、装飾彫刻の断片が残るのみです。それでも遺跡はボドルム市街地内に保存されており、誰でも見学することができます。また、発掘された彫像やフリーズの一部は大英博物館やボドルム水中考古学博物館に収蔵されており、かつての華やかな姿を偲ぶことができます。