ミシシッピアン文化の多様な住居と建造物
北米南東部で栄えたミシシッピアン文化では、人々の社会的地位や建物の用途に応じて、さまざまな種類の住居や建造物が建てられていました。代表的なものを以下に紹介します。
プラットフォーム・マウンド上の住居
最も一般的だったのがこの形式です。土を盛り上げて高さ1〜3フィート(約30〜90cm)ほどの台状の土塁(プラットフォーム・マウンド)を作り、その上に長方形の柱組み構造の家を建てました。屋根は草などで葺かれており、拡大家族や氏族単位で使用されることが多かったと考えられています。
円形住居(ラウンドハウス)
丸みを帯びた壁と、茅や樹皮で葺かれた屋根を持つ円形の建物です。土塁上の住居よりも小規模で、小さな家族向けに使われていました。
集合住居(タウンハウス)
複数の家族が一緒に暮らすための大型の集合住宅で、木材で建てられ、いくつもの部屋を備えていました。
宮殿
ミシシッピアン社会のエリート層が使用した大規模な建造物です。多くはプラットフォーム・マウンドの頂上に建てられ、居住空間、貯蔵スペース、儀式用の部屋など、複数の部屋から構成されていました。
神殿
儀式や宗教行事に使用された宗教的建造物です。こちらもプラットフォーム・マウンドの上に設けられることが多く、彫刻などの美しい装飾が施されていました。