聖グレゴリオ・ナジアンゼンの最期の眠り
ナジアンゾスの聖グレゴリオ(聖グレゴリオ・ナジアンゼン)は、故郷であるカッパドキア(現在のトルコ中部)のアリアンゾス村にある聖テクラ礼拝堂に埋葬されました。この静かな村は、彼が晩年を過ごした土地でもあります。
聖グレゴリオとはどのような人物か
聖グレゴリオ・ナジアンゼン(330年頃~390年頃)は、4世紀を代表する神学者・説教者であり、「カッパドキア三教父」の一人として知られています。三位一体の教義を擁護した著作や説教により、後世「神学者」という称号で呼ばれた数少ない人物の一人です。
遺骸のその後の移り変わり
当初はカッパドキアの聖テクラ礼拝堂に安葬されていましたが、その後、遺骸は東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルへ移されました。さらに時代が下ると、遺骨の一部はローマに運ばれ、現在はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂に安置されています。このように、聖グレゴリオの遺骸は東西両教会で深く敬愛されてきた歴史を物語っています。