考古学的発見

片岩と無煙炭の原岩は何ですか?

片岩(Schist)の原岩

片岩は、既存の岩石が中程度から高温の変成作用を受け、鉱物が再結晶して葉理(へきり)と呼ばれる縞状構造を持つようになった変成岩です。元となった岩石(原岩・プロトリス)には、大きく分けて二つの起源があります。

堆積岩起源の場合

頁岩(けいがん)、泥岩、シルト岩といった細粒の堆積岩が変成作用を受けると、片岩へと変化します。これらは粘土鉱物を多く含むため、圧力を受けて雲母などの板状鉱物が整然と並び、特徴的な縞模様が生まれます。

火成岩起源の場合

玄武岩、安山岩、デイサイトなどの火山性火成岩も、片岩の原岩となることがあります。この場合も、高温高圧の環境下で鉱物が再配列し、片岩特有の構造が形成されます。

無煙炭(Anthracite)の原岩

無煙炭は石炭化が最も進んだ石炭であり、その原岩は泥炭(ピート)です。植物遺体が湿地帯に堆積して泥炭となった後、地層の下で長い年月をかけて熱と圧力を受け、褐炭→亜炭→瀝青炭→無煙炭という順序で石炭化が進行します。無煙炭は炭素含有量が最も高く、燃焼時にほとんど煙を出さないことが特徴です。