「マヤ文明のピラミッドからエジプトのピラミッドまで、距離はどれくらいあるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。結論から言うと、両者は異なる大陸に位置しているため、「同じ土地にある建物同士」という意味での距離は存在しません。しかし、直線距離で測れば、その答えは明確です。
マヤとエジプトのピラミッドの直線距離
マヤのピラミッド群は、メキシコのユカタン半島やグアテマラ、ベリーズなど中央アメリカ一帯に広がっています。一方、エジプトのピラミッドは、アフリカ大陸北東部のナイル川流域、ギザやサッカラなどの地に建てられました。
この2つを最短の直線距離で結ぶと、およそ11,000〜12,000キロメートルにもなります。たとえば、代表的なマヤ遺跡チチェン・イツァからギザの三大ピラミッドまでは約11,500キロメートルほど離れています。地球一周が約40,000キロメートルですから、その4分の1以上に相当する、まさに地球の反対側と言える距離です。
なぜ「距離は存在しない」と言われるのか
この質問に対して「両者の間に距離はない」という回答が返ってくることがあります。これは、マヤのピラミッドとエジプトのピラミッドが、それぞれ中米とアフリカ大陸という別々の大陸にあり、同じ地域内の建築物のように直接的な距離関係が成り立たないためです。
さらに重要なのは、両文明の間に交流がなかったという点です。マヤ文明が最も栄えたのは紀元後250年〜900年頃の古典期ですが、当時の人々が大西洋を渡って互いに影響を与え合った証拠は一切見つかっていません。
似ているようで違う、2つのピラミッド
興味深いことに、まったく交流のない2つの文明が、それぞれ独自に「ピラミッド」を建造しました。ただし、その目的や形状には大きな違いがあります。
エジプトのピラミッド
主にファラオ(王)の墓として建設されました。滑らかな傾斜面を持つ四角錐形が特徴で、王の来世における復活を支える記念碑的な建造物です。
マヤのピラミッド
神殿の基壇として造られたのが特徴です。階段状の段々構造を持ち、頂上の神殿では祭祀や天体観測が行われていました。墓として使われた例もありますが、中心的な役割は宗教儀礼の場でした。
まとめ
マヤのピラミッドとエジプトのピラミッドは、別々の大陸に位置しており、直線距離にして約11,000〜12,000キロメートルも隔たっています。互いに無関係に発展した2つの文明が、偶然にもよく似た巨大建造物を生み出したという事実は、人類の歴史の奥深さを感じさせてくれます。
機会があれば、ぜひどちらかの遺跡を訪れて、そのスケール感を肌で体験してみてください。