戦艦アリゾナに残された銃器の運命
1941年12月7日の真珠湾攻撃によって沈没した米海軍の戦艦「アリゾナ(USS Arizona)」。この艦には約1,450丁の銃器が搭載されていましたが、それらはその後、どのような運命をたどったのでしょうか。
ほとんどの銃は回収不能だった
実は、銃器の回収作業は行われましたが、長年にわたり海底に沈んでいたため、ほとんどの銃は深刻な腐食に侵され、修復や保存ができる状態ではありませんでした。そのため、大半の銃器は艦内にそのまま残されることになったのです。
回収できたのはわずか1丁
そして驚くべきことに、1,450丁のうち実際に引き揚げに成功したのは、わずか1丁だけでした。80年以上もの間、海水と砂にさらされ続けた金属製品がどれほど劣化するかを物語る結果といえます。
今も眠り続ける戦艦アリゾナ
戦艦アリゾナは現在も真珠湾の海底に眠っており、艦内には当時のままの姿で多くの遺品や装備が残されています。同艦は1,177名の乗員が命を落とした場所であり、現在は戦没者墓地として保護されています。
艦の真上にはアリゾナ記念館(USS Arizona Memorial)が建てられ、訪れる人々は今もなお静かに眠る艦と、そこに残された歴史の証人たちを見上げることができるのです。