ズーニ族の伝統的な住居について
ズーニ族は、歴史的にアメリカ合衆国南西部、主として現在のニューメキシコ州一帯に暮らしてきたネイティブ・アメリカンの部族です。
結論から言うと、ズーニ族が木材で竪穴住居(ピットハウス)を建てることはありませんでした。彼らは伝統的に、日干しレンガ(アドベ)で造られた「プエブロ」と呼ばれる集合住居に暮らしていました。
プエブロとはどのような住居か
プエブロは、砂や粘土に水とわらなどを混ぜて作った日干しレンガを積み上げて建てられる、多層構造の共同住宅です。乾燥した南西部の気候に適しており、断熱性に優れ、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるという特徴があります。
ズーニ族のプエブロでは、複数の家族が同じ建物の中で暮らし、屋上やテラスが生活の場として共有されていました。このような集落形式は、プエブロ文化と総称される南西部先住民の伝統的な暮らし方のひとつです。
竪穴住居との違い
竪穴住居は、地面に穴を掘り、その上に木材や土、草などで屋根を架けて作られる半地下式の住居です。これは平原部や北部の一部の先住民に見られる形式であり、ズーニ族の伝統的な住居様式とは異なります。
まとめ
ズーニ族は木材による竪穴住居を建てたのではなく、アメリカ南西部の環境に適応したアドベ製のプエブロに住むことを伝統としてきました。この堅固な集合住居は、彼らの共同体文化と密接に結びついた暮らしの形を今に伝えています。