考古学的発見

クレオパトラの隣に眠ったのは誰?愛するアントニウスとの永遠の絆

クレオパトラの隣に埋葬された人物とは

古代エジプト最後の女王クレオパトラ7世は、一般的な「埋葬」という言葉よりも、専用に建てられた「霊廟(れいびょう)」に納められたと表現されるのがより正確です。そして、その隣に共に眠ったのは、ローマの将軍にして彼女の生涯の愛人でもあったマルクス・アントニウス(マーク・アントニー)でした。

二人を結んだ悲劇的な最期

紀元前31年のアクティウムの海戦でオクタウィアヌス(後の初代皇帝アウグストゥス)に敗れたアントニウスは、翌紀元前30年、クレオパトラが死んだと誤報を聞いて自らの剣で命を絶ちました。その後、クレオパトラも捕虜としてローマへ送られることを拒み、自らの命を断ったと伝えられています。

勝者となったオクタウィアヌスは、二人の願いを汲み、同じ墓に並べて葬ることを許したといわれています。

アレクサンドリアの壮麗な霊廟

二人が眠ったのは、エジプト北部の都市アレクサンドリアにあった豪華な霊廟です。この墓はクレオパトラ自身が生前に造営させたもので、王宮地区の近くに位置していたと考えられています。

今も見つからない幻の墓

興味深いことに、この有名な霊廟は現在まで発見されていません。古代アレクサンドリアは地震や津波により一部が海没したため、多くの学者は墓が海底に沈んでいる可能性があると推測しています。「クレオパトラとアントニウスの墓」は、考古学における最大級の未発見ミステリーの一つであり続けています。