クローヴィス2世(635年〜657年)とは

クローヴィス2世は、フランク王国メロヴィング朝の王ダゴベルト1世と、その妃ナンティルドとの間に生まれた息子です。父の死後に王国が分割されると、クローヴィス2世はネウストリアとブルグントを継承し、異母兄にあたるシギベルト3世はアウストラシアを受け継ぎました。
結婚と家族
650年頃、クローヴィス2世は、もともと奴隷の身分であったバティルドと結婚しました。バティルドは後に聖人として崇拝される人物であり、夫妻の間には3人の男子が生まれました。すなわち、後継者となるクロタール3世、シルデリク2世、そしてテウデリク3世です。
平穏と繁栄の治世
クローヴィス2世の治世において、ネウストリアは平穏と繁栄の時代を享受しました。王はその並外れた寛容さと慈悲深さで知られ、「貧しき者の父」という愛称で呼ばれるようになりました。
牛に引かせた車を好んだ王
興味深い逸話として、クローヴィス2世は馬ではなく、4頭の牛に引かせた車を移動手段として好んだ最初の王であることが挙げられます。この振る舞いは、後世において「怠惰な王たち」の寓意として語り継がれることとなりました。
最期
クローヴィス2世はわずか24歳という若さでこの世を去り、パリ近郊のサン=ドニ修道院(現在のサン=ドニ大聖堂)に埋葬されました。歴代フランク王の多くが眠るこの地に、若くして亡くなった王も永遠の眠りについています。