レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci、1452年~1519年)は、イタリア・ルネサンス期を代表する画家であり、解剖学者や技術者としても類まれな才能を発揮した万能の天才です。
生い立ちと修業時代
レオナルドは1452年、フィレンツェ近郊の町ヴィンチで生まれました。父は公証人ピエロ・ダ・ヴィンチ、母は身分低き農家の女性という庶子としての出生でした。14歳の頃に父を頼ってフィレンツェへ移り、当時高い評価を受けていた芸術家ヴェロッキオの工房に入門します。ここで絵画のみならず、彫刻や金工など多岐にわたる技術を習得し、確固たる画家としての名声を築き上げていきました。
『モナ・リザ』と芸術的業績
1503年に制作が始まった『モナ・リザ』は、友人でもあったイタリア人商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻を描いた肖像画です。制作当初から傑作と讃えられ、今日ではパリのルーヴル美術館に所蔵され、世界中の人々を魅了し続ける不朽の名画となっています。
科学と解剖学への探究心
彼の作品や膨大なスケッチブックには、人体に対する並外れた好奇心と関心が表れています。この姿勢は人文主義者(ヒューマニスト)たちの関心とも通じるものであり、レオナルドは芸術と科学の両面において、ルネサンス精神を体現する存在でした。
フランスでの晩年
イタリア・ルネサンスの主要都市で活躍した後、晩年にはフランス王フランソワ1世に招かれてフランスへ渡り、アンボワーズのクロ・リュセ城で過ごしました。そして1519年、67歳でその波乱に満ちた生涯を閉じたのです。
基本プロフィール
- 生没年:1452年~1519年
- 職業:画家 / 解剖学者 / 技術者(エンジニア)