歴史上の人物

マルティン・ルターの子どもたちとは?宗教改革者が育てた6人の子供

マルティン・ルターの子どもたち

ドイツの宗教改革者マルティン・ルターは、1525年に元修道女のカタリナ・フォン・ボーラと結婚しました。夫妻の間には6人の子どもが生まれ、ルターは当時としては珍しい「家庭を大切にする父親」として知られています。ここでは、ルターの6人の子どもたちの名前と、それぞれの生涯をご紹介します。

1. ヨハネス(愛称:ハンス)

1526年生まれの長男。ルター夫妻の最初の子どもで、父親に最も可愛がられた一人です。成長後は法律家の道に進み、1575年に亡くなりました。

2. エリーザベト

1527年生まれの長女。残念ながら生後8か月足らずで亡くなり、幼い命を落とした娘の死は両親にとって大きな悲しみとなりました。

3. マグダレーナ(愛称:レーナ)

1529年生まれの次女。家族からは「レーナ」と呼ばれ、とりわけ父ルターに寵愛されていました。しかし1542年、13歳の若さで病に倒れます。ルターは深い悲しみの中で、「娘は復活して星のように、いや太陽のように輝くだろう」と語ったと伝えられています。

4. マルティン(次男)

1531年生まれの次男。父と同じ「マルティン」の名を受け継ぎました。神学を学び、ヴィッテンベルク大学の教授として活動しましたが、父ほどの名声を得ることはありませんでした。1565年に亡くなっています。

5. パウル

1533年生まれの三男。兄弟姉妹の中で最も長寿で、医学を志して高名な医師となりました。ザクセン選帝侯の侍医も務め、1593年に亡くなりました。

6. マルガレーテ(愛称:グレータ)

1534年生まれの末っ子。プロイセン出身の貴族ゲオルク・フォン・クンツハイムと結婚し、1570年に亡くなりました。彼女の子孫はその後も長く続いたとされています。

まとめ

ルター夫妻に生まれた6人の子どものうち、成人まで育ったのはハンス、マルティン、パウル、マルガレーテの4人です。エリーザベトは乳児期に、マグダレーナは13歳で亡くなりました。ルターは「家庭は小さな教会である」という言葉を残すほど家族を大切にし、激動の宗教改革活動の傍らで、温かな家庭生活を送っていたことが知られています。