「日付が刻印されていないモーガンドル(モーガンダラー)を持っているけれど、いくらの価値があるのだろう?」——そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。結論から言えば、日付のないモーガンドルは本来存在しません。すべてのモーガンドルには、鋳造された年の発行年が刻印されています。
モーガンドルに日付がないのはなぜ?
モーガンドルは、1878年から1904年まで毎年鋳造され、その後1921年に再び発行されたアメリカの1ドル銀貨です。つまり、この期間に鋳造されたすべての貨幣には、必ず発行年が刻印されていました。
手元のコインに日付が見えない場合、それは製造時に省略されたものではなく、長年の流通によって刻印が摩耗したことがほとんどです。ポケットや財布の中で長期間使われた銀貨は、表面のデザインとともに日付部分がすり減り、判読不能になることがあります。
日付が消えたモーガンドルの価値
残念ながら、日付が判読できないモーガンドルは、コレクター市場での価値が大きく下がります。コイン収集の世界では「保存状態(グレード)」と「発行年・ミントマーク」が価値を左右する重要な要素であり、日付が不明では希少性を判断できないためです。
そのため、日付の消えたモーガンドルの価値は、主に地金(シルバー)としての価値が基準となります。モーガンドルの含有銀量は約0.7734トロイオンスで、銀相場の変動に応じて地金価値が決まります。近年の銀価格水準では、概ね20〜30ドル前後が目安となることもあります(円換算額は為替レートにより変動します)。
日付を読み取れる可能性はある?
摩耗が軽度な場合、拡大鏡を使ったり、強い光を斜めに当てたりすることで、かすかに残った刻印の痕跡から日付を読み取れることがあります。ただし、表面が完全に平滑になっている場合は判読は困難です。専門の鑑定機関に依頼すれば確認してもらえる可能性もありますが、地金価値しか期待できないケースでは、鑑定費用が見合わないことも少なくありません。
まとめ
日付なしのモーガンドルという貨幣は存在せず、1878年〜1904年および1921年に鋳造されたすべてのモーガンドルには発行年が刻印されています。日付が見えないのは流通による摩耗が原因であり、その価値はコレクション価値ではなく、銀地金としての価値が中心になります。もし希少な年号やミントマークの可能性が感じられるなら、専門家による鑑定を検討してみるとよいでしょう。