1936年リバティダイムとは
1936年リバティダイムは、アメリカ合衆国造幣局が鋳造した10セント硬貨です。このコインは、公式には「ウィングド・リバティ・ヘッド・ダイム」と呼ばれ、コレクターの間では「マーキュリーダイム」という愛称でも広く親しまれています。
デザインの特徴
表面(オモテ面)
表面には、フリギア帽をかぶった自由の女神が右向きに描かれています。翼のような形をした帽子は、思想の自由を象徴しているとされ、その優美なプロファイルが多くの人々を魅了しています。
裏面(ウラ面)
裏面には、斧が突き出た束状の棒「ファッシズ(fasces)」が描かれ、小麦と綿花で編まれたリース(花輪)がそれを囲んでいます。このデザインは、団結と強さ、そして国家の繁栄を象徴しています。
スペック詳細
1936年リバティダイムの主な仕様は以下の通りです。
- 素材:銀90%、銅10%
- 重量:2.5グラム
- 直径:17.9ミリメートル
このコインは彫刻家アドルフ・A・ワインマンによってデザインされ、1916年から1945年まで約30年にわたって鋳造されました。1936年版はその中盤にあたり、比較的状態の良いものが出回っていることでも知られています。
コレクター人気と評価
1936年リバティダイムは、コレクターの間で非常に人気の高いコインの一つです。精緻なデザインと歴史的な背景から、「アメリカ造幣局史上最も美しいコインの一つ」と評されることも少なくありません。90%の銀含有量による素材価値も相まって、収集品としてだけでなく資産的な側面からも注目されています。