1928年シリーズ2ドル紙幣の赤い印章の意味
1928年シリーズの2ドル紙幣に赤い印章(レッドシール)が印刷されている場合、それは「合衆国政府紙幣(United States Note)」であることを示しています。合衆国紙幣は、連邦準備制度を経由せず、アメリカ合衆国財務省が直接発行した法定通貨です。
なお、赤い印章の紙幣を「連邦準備券(Federal Reserve Note)」と説明している情報を見かけることがありますが、これは誤りです。連邦準備券には必ず緑色の印章が使用されており、1928年シリーズの2ドル紙幣において赤い印章は合衆国紙幣であることの証明となります。
印章の色で見分けるアメリカ紙幣の種類
- 赤: 合衆国政府紙幣(United States Note)
- 緑: 連邦準備券(Federal Reserve Note)
- 青: 銀証券(Silver Certificate)
- 金: 金証券(Gold Certificate)
- 茶: 国民銀行券(National Bank Note)
「D」の表記は何を意味する?
紙幣に「D」という文字が確認できる場合、それが連邦準備区を示すアルファベットであれば、Dはクリーブランド連邦準備銀行(第4地区)を表します。全米12の連邦準備銀行にはAからLまでの字母が割り当てられており、ボストンがA、ニューヨークがB、フィラデルフィアがC、クリーブランドがDという順序になっています。
「D=デンバー」という説明を目にすることもありますが、デンバーにあるのは造幣局(Denver Mint)であり、連邦準備銀行の所在地ではありません。この混同には注意が必要です。
また、「D」がシリーズ文字(Series of 1928D)を指している可能性もあります。1928年シリーズの2ドル合衆国紙幣には、1928年から1928Gまで複数の改訂版が存在しており、それぞれ収集市場での評価が異なります。
コレクターズアイテムとしての価値
1928年シリーズの2ドル合衆国紙幣は、アメリカの紙幣収集家の間で人気の高いアイテムです。価値は保存状態(グレード)やシリーズ文字によって大きく変動し、未使用に近い美品や希少なシリーズのものは高額で取引されることがあります。お手持ちの紙幣の正確な評価をご希望の場合は、専門の鑑定機関や信頼できるディーラーに相談することをおすすめします。