歴史上の人物

1875年シーテッド・ダイムの2つのピンホールが意味するものとは?

1875年シーテッド・ダイムに見られる2つのピンホールの意味

1875年に鋳造されたシーテッド・ダイム(座る自由の女神が描かれたアメリカの10セント銀貨)に2つのピンホール(小さな穴)が確認できる場合、その硬貨には「プラグ加工(プラッギング)」と呼ばれる修復が施されていることを示しています。

プラグ加工とは?

プラグ加工とは、硬貨の表面に開いた穴やくぼみを、硬貨と同じ組成の金属で埋めて表面を整える修復作業のことです。この加工が行われる目的は主に2つあります。
1つ目は、穴や傷による見た目の悪さを改善し、硬貨をより美しく見せるためです。
2つ目は、より価値の高い硬貨に偽装するためです。これは意図的な改ざん行為にあたります。

収集家が知っておくべきポイント

プラグ加工が施された硬貨は、本来の状態から改変されているため、コレクターの間ではダメージのある硬貨とみなされ、貨幣としてのコレクション価値が大幅に下がる点に注意が必要です。特に高額な取引の際には、ルーペや顕微鏡を使用して、表面の質感や色調に不自然な部分がないかを入念に確認しましょう。ピンホールの跡や埋められた部分の光沢の違いは、鑑定における重要な手がかりとなります。