1919年、アメリカ合衆国における住宅価格の中央値は5,500ドルでした。これは、当時の世帯収入の中央値の約10倍に相当する金額です。
100年前と現代の住宅価格のギャップ
この5,500ドルという数字は、2021年のアメリカにおける住宅価格の中央値である428,700ドルと比較すると、実に約78分の1にすぎません。わずか100年ほどの間に、住宅価格は桁違いに上昇したことになります。
価格上昇の背景にあるもの
この大幅な価格上昇には、インフレーション(物価上昇)による影響が大きく関係しています。また、都市化の進展、人口増加、土地の希少性、建築資材や人件費の高騰など、さまざまな要因が複雑に絡み合って、住宅価格は時代とともに押し上げられてきました。
とはいえ、1919年当時であっても、住宅購入は家計にとって大きな負担でした。年間収入の約10倍という価格設定は、現代の日本やアメリカにおける「住宅価格は年収の5〜6倍が目安」とされる水準よりも高く、当時の人々にとっても持ち家の夢は決して容易なものではなかったことがわかります。