歴史上の人物

エイモス・ドゥーリトルの1926年版画『レキシントンとコンコード』の現在価値はいくら?

結論:1926年制作の版画は存在しない

エイモス・ドゥーリトル(Amos Doolittle)が「レキシントンの戦い(The Battle of Lexington)」と「コンコードの戦い(The Battle of Concord)」と題する2点の作品を制作したのは事実ですが、その制作年は1775年です。

つまり、1926年に制作された版画は存在しないということになります。もし「1926年のドゥーリトル版画」を所持している、あるいは購入を検討している場合は、制作年や来歴(プロビナンス)に誤りがある可能性が高いため、慎重に確認することをおすすめします。

エイモス・ドゥーリトルとはどんな人物?

エイモス・ドゥーリトル(1754年~1832年)は、アメリカ・コネチカット州ニューヘイブン出身の彫版師兼銀細工師です。「反逆者のアメリカ人(The Rebellious American)」の異名でも知られ、1775年に勃発したレキシントン・コンコードの戦いを題材とした一連の銅版画で特に有名です。

これらの作品は、アメリカ独立戦争の開戦直後の様子を伝える現存最古級の視覚記録として、歴史資料としても美術品としても高い評価を受けています。

作品の価値を評価する際のポイント

ドゥーリトルによる1775年のオリジナル版画は歴史的価値が極めて高く、保存状態や来歴によってはオークションで高額に取引されることがあります。一方、後世に作られた複製や再版の場合、価値は大きく下がります。

正確な価値を知りたい場合は、以下の点を踏まえた上で、信頼できるオークションハウスや美術品鑑定機関に鑑定を依頼するのが確実です。

  • 制作年と版元の署名・刻印の有無
  • 用紙の状態(シミ、折り目、修復痕など)
  • 所有履歴(来歴)の明確さ