1941年「逆さ鷲」ウォーキング・リバティ・ハーフダラーとは?
「逆さ鷲(Eagle Upside Down)」と呼ばれるバラエティは、1941年にサンフランシスコ造幣局で鋳造された「S」ミントマーク付きのハーフダラー(50セント銀貨)にのみ存在します。実は、この年サンフランシスコ造幣局で製造されたすべてのハーフダラーにおいて、裏面の鷲の図柄が逆さまに鋳造されていたのです。
さらに興味深い点として、1941年にはフィラデルフィア造幣局およびデンバー造幣局ではハーフダラーが一切製造されていません。そのため、同年に発行されたすべてのハーフダラーが、結果的にこの「逆さ鷲」バラエティに該当することになります。
市場での価値はどのくらい?
残念ながら、「逆さ鷲」バラエティであること自体が大きなプレミアムにつながるケースは少ないのが現状です。これは、該当する全ての硬貨が同じ特徴を持っているため、希少性として特別視されにくいからです。
ミントマークや鷲の向きに関わらず、1941年のウォーキング・リバティ・ハーフダラーの評価基準は、基本的に銀含有量に基づく地金価値(スクラップバリュー)となります。現在の銀価格では、おおよそ8〜9ドル程度が相場です。ただし、状態が極めて良い未使用品や高グレードのコインについては、コイン商による個別査定でより高い評価がつく可能性もあります。