歴史上の人物

1966年~1967年の片面ダイム(10セント硬貨)とは?現存数わずかな幻のエラーコイン

片面ダイムとは

1966年から1967年にかけて鋳造された「片面ダイム(ワンサイド・ダイム)」は、コイン収集界でも指折りの超レア品として知られるエラー硬貨です。表面または裏面のどちらか一方にしか刻印がなく、もう片方が無地になっているのが最大の特徴です。

現存が確認されているのはごくわずかで、既知のすべての個体が個人コレクターの手元にあるとされています。市場に出回ることはほとんどなく、オークションに出品されれば高額落札が確実視される逸品です。

なぜ片面だけのコインが生まれたのか

片面ダイムが誕生した経緯については、主に以下の2つの可能性が考えられています。

1. 二度打ち(ダブルストライク)

同じコインにプレスが2回加わると、片側のデザインが押しつぶされて消え、反対側が完全に無地の状態になることがあります。

2. ずれ打ち(オフセンター)

コインが打刻機の中心から大きくずれた位置で鋳造されると、片面のデザインがほとんど見えない状態で仕上がる可能性があります。

いずれの場合も、製造工程での厳重な検品をすり抜けて流通した、極めて稀なケースだと考えられています。

評価額は10万ドル超えの実績も

片面ダイムはコレクター市場において非常に高い価値が認められています。実際、2017年には片面のみの1966年ダイムが10万ドル(日本円で約1,000万円相当)を超える価格で落札された実績があります。

エラー硬貨の中でも「片面コイン」は発生確率が極めて低いため、状態の良い個体が発見されれば、さらなる高値がつくことも十分あり得ます。もし手元に1966年~1967年発行のダイムがあるなら、両面をよく確認してみる価値があるかもしれません。