歴史上の人物

1902年製2.5ドル金貨の価値を徹底解説!デザイン・スペック・相場価格

1902年に発行された2.5ドル金貨(クォーターイーグル)は、アメリカの金貨収集家の間でも人気の高い一枚です。本記事では、そのデザインの特徴やスペック、発行枚数、そして現在の相場価値について詳しく解説します。

表面(オモテ)のデザイン

表面には、左向きの自由の女神「リバティ」の肖像が描かれています。頭部には「LIBERTY(自由)」の文字が刻まれた冠と月桂樹の葉の花冠があしらわれ、胸像の下には年号「1902」が配置されています。

裏面(ウラ)のデザイン

裏面には、山頂の上空を飛翔するワシが描かれ、背景には昇る朝日が表現されています。縁の上部には「UNITED STATES OF AMERICA」、下部には額面を示す「$2 1/2」の文字が刻印されています。

デザイナー

この金貨に採用された「リバティヘッド(コロネット)」デザインは、アメリカの彫刻家クリスチャン・ゴブレヒトによるもので、1840年から1907年までの長期間にわたり2.5ドル金貨に使用されました。なお、同時代の10ドル金貨や20ドル金貨を手がけたのは、著名な彫刻家オーガスタス・セント=ゴーデンズです。

スペック(仕様)

直径は約18mm、厚さは約1.2mmと手頃なサイズで、重量は4.18グラムです。素材は金90%・銅10%の合金で、含有金量は約0.12トロイオンス(純金約3.76グラム)に相当します。

発行枚数

1902年の2.5ドル金貨の総発行枚数は1,020,350枚とされています。大部分はフィラデルフィア造幣局で鋳造されました。

価値・相場

未使用に近いミントステート(MS)グレードの1902年2.5ドル金貨は、約1,500〜2,500米ドル(日本円でおよそ22万〜38万円)で取引されることがあります。ただし、実際の価格はグレードや保存状態、打ち出しの精度によって大きく変動し、高グレードで打ち出しが鮮明なものほど高値がつきます。また、摩耗した状態のコインであっても、地金としての金価値を持つため、額面を大きく上回る評価となります。

まとめ

1902年の2.5ドル金貨は、美しいデザインと歴史的な価値を兼ね備えたコインであり、どんなコレクションにも加えたい一品です。アメリカ貨幣史の豊かな歩みと、それを形づくった職人たちの卓越した技量を今に伝える存在といえるでしょう。