サイモン・フレイザーの主な移動手段は「馬」
カナダの探検家サイモン・フレイザー(Simon Fraser)がブリティッシュコロンビア州(BC州)を探索したのは、1808年頃のことです。当時の北米西部において、陸路での主要な移動手段といえば馬でした。そのため、フレイザーも陸上の移動には馬を用いていたと考えられています。
1808年当時の交通事情とは
19世紀初頭の北米には、鉄道も自動車もまだ存在せず、長距離を移動する手段はきわめて限られていました。探検家や開拓者にとって、馬は荷物の運搬から険しい山地の踏破までこなせる、最も信頼できる移動手段でした。フレイザーのような探検隊にとって、馬は欠かすことのできない相棒だったのです。
水路ではカヌーも活用
ただし、フレイザーの探検で特に有名なのは、後に彼の名を冠して「フレーザー川」と呼ばれる大河を舟で下った旅です。つまり彼の探検は、馬による陸路の移動と、カヌーなどによる水路の移動を組み合わせて行われたと見られます。急流や深い峡谷といった危険な難所を越え、ついには太平洋へと到達したこの旅は、カナダ探検史における重要な偉業として今も語り継がれています。