メッサーシュミットはどこで作られたのか?
メッサーシュミット(Messerschmitt)は、ドイツで製造された航空機です。その製造元であるメッサーシュミット社は、1923年に航空技術者のウィリー・メッサーシュミット(Willy Messerschmitt)によって設立され、ドイツ南部バイエルン州の都市アウクスブルク(Augsburg)に本社と工場を構えていました。
アウクスブルクから生まれた航空機メーカー
創業者ウィリー・メッサーシュミットは、若くして頭角を現した天才的な設計者として知られていました。同社はアウクスブルクを拠点に、当時としては先進的な設計思想を持つ航空機を次々と生み出し、やがてドイツを代表する航空機メーカーへと成長していきます。
Bf 109 ― 第二次世界大戦を代表する戦闘機
メッサーシュミット社の名を世界的に有名にしたのが、戦闘機Bf 109です。Bf 109は第二次世界大戦中、ドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)の主力戦闘機として広く運用されました。約33,000機以上が製造されたとされ、史上最も多く生産された戦闘機の一つとして知られています。
戦後の変遷 ― MBBへの再編
第二次世界大戦の敗戦後、ドイツでは航空機の開発・製造が一時禁止されましたが、同社はその後再建を果たします。1960年代後半にはベルコウ(Bölkow)社などとの合併を経て、メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム(MBB)として新たなスタートを切りました。
MBBは軍用機にとどまらず、旅客機の部品、ヘリコプター、ミサイル、さらには人工衛星などの宇宙開発分野まで手掛ける総合航空宇宙企業へと発展しました。その後、MBBは1989年にドイツ航空宇宙(DASA)へ統合され、2000年には欧州の航空宇宙大手EADS(現在のエアバス・グループ)の一部となっています。
まとめ
メッサーシュミットはドイツ・アウクスブルクで誕生した航空機ブランドであり、Bf 109のような歴史的な名機を生み出しました。戦後はMBBへと再編され、現在ではエアバス・グループの系譜につながる、ドイツ航空宇宙産業の重要な一角を担ってきたのです。