歴史上の人物

ハリエット・タブマンの記念碑はある?全米各地の主要なモニュメント5選

ハリエット・タブマンは、自ら奴隷制から脱出した後、「地下鉄道(アンダーグラウンド・レイルロード)」の案内人として数百人の奴隷を自由へと導いた、アメリカを代表する廃奴運動家・公民権活動家です。その偉業を称える記念碑やモニュメントが、現在もアメリカ各地に数多く残されています。

ここでは、特に有名なハリエット・タブマンの記念碑を5つご紹介します。

1. ハリエット・タブマン記念碑(マサチューセッツ州ボストン)

等身大を超える大きさのブロンズ像で、タブマンが奴隷の家族を自由へと導く姿が表現されています。彫刻家ファーン・カニンガムの手による作品で、2022年に除幕されました。州が正式に委託して建立されたタブマンの記念碑としては、アメリカ国内で初めてのものです。

2. ハリエット・タブマン胸像(ワシントンD.C.)

連邦議会議事堂内の「国立彫像ホール・コレクション」の一部を成す胸像です。このコレクションでは、各州が歴史上の著名人2名の像を寄贈することになっています。タブマンはメリーランド州の代表として選ばれ、この由緒あるコレクションに展示された初のアフリカ系アメリカ人女性となりました。

3. ハリエット・タブマン記念碑「リング・オブ・リメンバランス」(メリーランド州ケンブリッジ)

円形の広場に36枚のブロンズ製プレートが地面に埋め込まれた記念碑で、各プレートには、タブマンの助けによって奴隷制から逃れた一人ひとりの物語が刻まれています。デザインを手掛けたのは、タブマンの曽々姪にあたるミシェル・K・ゲイツ博士です。

4. ハリエット・タブマン像(ペンシルベニア州フィラデルフィア)

2008年に公開されたブロンズ像で、頭上に荷物を乗せたタブマンの姿が、奴隷の人々を自由へ導くという重い責任の重圧を象徴的に表しています。フィラデルフィア美術館近くのベンジャミン・フランクリン・パークウェイ沿いに設置されています。

5. ハリエット・タブマン地下鉄道国立記念碑

メリーランド州とニューヨーク州にまたがる複数の歴史的な場所から構成される記念碑です。中でもニューヨーク州オーバーンのジェイコブ・フレデリック・ハウスは、タブマンが人生最後の50年間を過ごした場所として知られています。さらに、地下鉄道に関わる場所――タブマンが自由への道をたどった経路沿いの拠点や、彼女を支援した人々の住まいなど――も含まれています。

まとめ

これらの記念碑は、自由と平等を求める闘いにおけるハリエット・タブマンの勇気、揺るぎない決意、そして後世にまで続く遺産を讃える証となっています。アメリカを訪れる機会があれば、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。