ローマ進軍とは
1922年10月28日に行われた「ローマ進軍」は、ベニート・ムッソリーニ率いる国家ファシスト党が権力を掌握するきっかけとなった歴史的出来事です。この記事では、ローマ進軍に関する演習問題を4問用意しました。各問題には選択肢があり、記事の後半で正解と詳細な解説を掲載しています。ぜひ挑戦してみてください。
問題1
ローマ進軍は何をもたらしたでしょうか。
a) バチカンの創設
b) ローマからのユダヤ人追放
c) ローマにおける共産主義者への攻撃
d) ムッソリーニの首相就任要求
e) ファシストと王党派によるローマ市街地での公然とした対立
問題2
ローマ進軍の後、イタリア国王はベニート・ムッソリーニを首相に任命し、新政権の樹立を委ねました。ムッソリーニに交代させられた前首相の名前は次のうちどれでしょう。
a) ヴィットーリオ・エマヌエーレ
b) ルイージ・ファクタ
c) ジュゼッペ・マッツィーニ
d) ガブリエーレ・ダンヌンツィオ
e) アンジェロ・オリヴェッティ
問題3
1920年代に行われたローマ進軍について、誤っている記述を含む選択肢を選んでください。
a) ムッソリーニは国家ファシスト党の指導者であった。
b) イタリア国王の決定により、ベニート・ムッソリーニがルイージ・ファクタに代わってイタリア首相に就任した。
c) ファシストたちは王党派の支援を受けずに権力を掌握した。
d) ファシストは黒シャツ隊を通じて共産主義者を弾圧した。
e) ムッソリーニの権力掌握は憲法上・法律上の合法的な手段によって行われた。
問題4
政治的に台頭し、イタリアの首相の座に就く前に、ムッソリーニは国内の3つの重要な勢力から支持を得ようとしました。その3つのグループとは次のうちどれでしょう。
a) 王党派、教会、実業家
b) 商人と共産主義者
c) 無政府主義者と王党派
d) 教会、商人、中産階級
e) 共産主義者と共和主義者
解答と解説
問題1の解答:D
ローマ進軍は1922年10月28日に発生しました。イタリア各地から数万人のファシストがローマへ向かい、国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世に対して、国家ファシスト党の指導者であるベニート・ムッソリーニをイタリア首相に任命するよう圧力をかけたのです。3万〜4万人のファシストが首都郊外に集結し、市内に入りました。こうしてムッソリーニは首相の座に就いたのです。
問題2の解答:B
国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世への圧力により、当時の首相ルイージ・ファクタはその職を解かれました。ローマ進軍の際、ファクタは国王に対して非常事態宣言の勅令を承認するよう求める文書を作成し、軍隊を動員してファシストを鎮圧しようとしました。しかし国王は文書への署名を拒否し、ファクタを罷免してムッソリーニを後任に招いたのです。
問題3の解答:C
イタリアにおけるファシストの権力掌握は、王党派の支援を受けて実現しました。その明確な証拠として、イタリア国王自身がムッソリーニを首相に任命したことが挙げられます。王党派は当時のイタリアにおける主要な勢力の一つを代表していたため、その支持は極めて重要でした。
問題4の解答:A
ファシストたちは、イタリアで政治的に台頭するために、王党派、教会、実業家という3つの勢力から支持を得ようとしました。ムッソリーニは、自らの党の躍進がこれらの勢力の支持にかかっていることを認識しており、そのために黒シャツ隊による暴力行為の抑制に努めたのです。