歴史クイズ

産業革命に関する演習問題:5問の設問と解答解説

問題

問1

イギリス革命の結果が、イギリスが産業革命において主導的な役割を果たす上で極めて重要であったと理解できるのはなぜでしょうか。

問2

産業革命を技術的変革として捉えた場合、いわゆる「第一次産業革命」に貢献した主な発明を挙げてください。

問3

工場制の確立を背景として、産業革命最初の数十年間における労働者の労働条件について説明してください。

問4

産業革命は、労働者を自らが生み出した富の価値からどのように疎外したのでしょうか。

問5

20世紀後半に進展した第三次産業革命は、生産体系に重要な変化をもたらしました。次の選択肢のうち、これらの変化として正しくないものを選んでください。

a) 情報の瞬時伝達とネットワークの形成 ― 電気通信
b) 複雑な計算をますます短時間で実行すること ― 情報処理(コンピュータ)
c) エネルギー供給構造の変化 ― 原子力
d) 時間の加速と貨物輸送能力の増大 ― より効率的な輸送手段
e) 新素材の出現と新技術の採用 ― 製鋼

解答

問1の解答

イギリス革命は王権に限界を定めることで、議会の活動を通じてブルジョワジーが明確に利益を享受できる基盤を作りました。17世紀から18世紀にかけて、経済の拡大、資本の蓄積、そして製造品の生産拡大を目指す技術開発に資する一連の政策が採用されました。こうした政治的・経済的条件が整ったことが、イギリスが産業革命に先んじる決定的な要因となったのです。

問2の解答

第一次産業革命は、機械式織機や水力織機の発展など、数々の発明によって特徴づけられます。これらの織機により、一人の労働者が従来よりはるかに大量の羊毛を加工できるようになりました。また、この時代には蒸気機関車と蒸気船が登場し、原材料や完成品の輸送にかかるコストと時間が大幅に削減され、各地域との交易において大きな利益がもたらされました。

問3の解答

産業革命の初期段階において、工場労働者は劣悪な環境下で長時間労働を強いられていました。安全対策の欠如と過酷な工場労働の積み重ねにより、事故が頻発し、命を落としたり、身体に障害を負って働けなくなる労働者も少なくありませんでした。さらに、企業所有者が提示する低賃金による生活の苦しさを乗り越えるため、家族全員が労働に従事するのが一般的でした。

問4の解答

機械の発達に伴い、労働者は生産過程全体の中の単一の機能に特化するようになりました。その担当機能は概して単純で反復的なものであり、支払われる賃金はごくわずかで、一日の労働で築き上げた富全体のごく一部にすぎませんでした。このように、労働者は自らの労働が生み出す価値から切り離され、次第に疎外されていったのです。

問5の解答

正解:e)

歴史的に見ると、製鋼業の発展は第二次産業革命における最も重要な技術的成果の一つです。鉄鋼の利用により、運輸部門をはじめ工学に関わるさまざまな分野で大きな変革が起こりました。したがって、「新素材の出現と新技術の採用」として製鋼を挙げるのは、第三次産業革命の変化としては誤りとなります。