歴史クイズ

第一次世界大戦におけるブラジルの参戦に関する演習問題(解答付き)

第一次世界大戦(1914〜1918年)において、ブラジルは当初中立の立場をとりながらも、1917年にドイツへ宣戦布告し、連合国側として戦列に加わりました。本記事では、Mackenzie、UPF、ブラジル海軍、ENADEなどの過去問から、ブラジルの参戦に関する演習問題を5問紹介します。記事の最後に解答を掲載していますので、学習の振り返りにぜひご活用ください。

問題01 – Mackenzie 2018年・午後の部

「紛争開始後の最初の3年間の大半において中立の立場を保ち、アメリカ合衆国政府の方針に歩調を合わせていたブラジルは、1917年に参戦した。その公式な理由として挙げられたのは、ドイツ潜水艦によるブラジル商船への攻撃である。」
(出典:BBC Brasil、2017年8月30日アクセス)

ブラジルの第一次世界大戦(1914〜1918年)参戦がもたらした影響について、以下の記述を分析しなさい。

I. それまで農産物輸出に依存し、欧州市場に頼っていたブラジル経済は、戦争の直接的な影響を受けた。コーヒー輸出収入の落ち込みにより、農業エリート層は威信と正当性を徐々に失っていき、その緩やかな過程は1930年のヴァルガス政変へとつながった。

II. 購買力の低下と生活費の上昇は国民の不満を募らせ、労働者階級の結束を強め、労働組合運動の拡大を促した。その結果、1917年および1918年に最初の大規模ストライキが発生した。

III. 危機のさなかにあっても、一定の経済的な成果も生まれた。戦争による国際市場の混乱は、輸入代替品の生産を中心として自国産業にいっそう注力することをブラジルに迫った。1912年から1920年にかけて、ブラジル工業の労働者数はほぼ倍増した。

正しい記述の組み合わせを選びなさい。
a)Iのみ b)IとIIのみ c)I、II、IIIのすべて d)IIとIIIのみ e)IIのみ

問題02 – UPF 2018.1

1917年10月26日、第一次世界大戦の中でブラジルはドイツに対して宣戦布告を行った。翌年、同国は実際にこの大規模な紛争へ参加することとなる。ブラジルの第一次世界大戦への関与について、正しい記述を選びなさい。

a)海戦において決定的な役割を果たし、三国同盟側の勝利に直接影響を与えた。この見返りとして、ブラジルはヴェルサイユ会議における戦後協議を主導した。

b)三国協商諸国へ農産物を供給することで貢献した。さらにブラジル経済は大規模な工業化を遂げ、戦後世界における主要工業国の一つとなった。

c)1917年、アメリカはブラジルの支持を得るため、ブラジルの工業化に出資した。ヴェンセスラウ・ブラース大統領の政府はこの経済援助を受け入れ、同年、ドイツ領内への侵攻を支援した。

d)同国は控えめな形で紛争に参加し、ドイツによる攻撃に備えて大西洋を防衛する艦船の派遣を担うとともに、三国協商諸国へ農産物や医療支援を送った。

e)ドイツに宣戦布告した後も、ブラジルは外交上の観察者にとどまり、それによって戦後の講和会議への参加を確保し、ヴェルサイユ条約の署名国の一つとなった。

問題03 – 海軍 2016年・第1海軍管区司令部

第一次世界大戦におけるブラジル海軍の参加は、ペドロ・マックス・フェルナンド・デ・フロンティン提督の指揮の下、作戦行動海軍師団(DNOG)を戦域へ派遣することで正式化された。DNOGの主要な任務とはどのようなものだったか。

A)南大西洋における商船護送船団の護衛
B)ブラジル陸軍部隊をヨーロッパ大陸へ輸送すること
C)ダカール(セネガル)とジブラルタルの間、すなわち地中海の入口にあたる海域を哨戒すること
D)イタリアで取得した潜水艦を用いて、ドイツに対する通商破壊戦を展開すること
E)サンタカタリーナ州沿岸を占拠したドイツ反乱勢力と戦うこと

問題04 – 海軍 2016年・第5海軍管区司令部

第一次世界大戦中、ブラジル商船はドイツ潜水艦の攻撃を受け、これを受けてブラジル政府は1917年にドイツ帝国との交戦状態に入ることを宣言した。この戦争におけるブラジルの行動として設立されたのは、次のうちどれか。

A)作戦行動海軍師団(DNOG)
B)北東海軍部隊
C)ブラジル空軍
D)ラプラタ海軍師団
E)海兵隊

問題05 – INEP 2014年・ENADE 歴史教員養成課程

第一次世界大戦におけるブラジルの参戦に関する演習問題(解答付き)

今年は第一次世界大戦開戦100周年にあたる。新聞「A Época」の見出しからも読み取れるように、ブラジルの紛争への関与は一連の状況の結果であった。この点に関して、ブラジルの第一次世界大戦への参加は:

a)1919年のパリ講和会議、そしてその後の国際連盟に議席を持つことを可能にし、国際舞台における同国の存在感を広げた。

b)紛争開始当初から同国の船舶がドイツによって繰り返し攻撃されていたため、南大西洋の哨戒において重要な意味を持った。

c)中立を支持する世論を顧みず1917年にドイツへ宣戦布告したという、ヴェンセスラウ・ブラース大統領の決断に由来するものであった。

d)パラグアイ戦争後にフランス式へ転換し、1914年には時代遅れとなっていた陸軍の改革を、国家に強いることとなった。

e)三国協商の利益の代表として同国が南米において占めていた重要な地位によって説明されるものである。

解答(ガバリット)

問題01 – C
問題02 – C
問題03 – C
問題04 – A
問題05 – A