住所に使われる「RD」の意味とは?
アメリカの住所でよく見かける「RD」は、「Rural Route(ルーラル・ルート)」の略称です。これは、都市部や郊外以外の地域、つまり農村部や半農村部において郵便物を配達するための専用ルートを示す表記として使われています。
こうしたRD表記の付いた住所は、アメリカ合衆国郵便公社(USPS)が定められた配達ルートに沿って、沿線の住宅や事業所へ郵便を届けている農村地域で数多く見られます。
RDの後ろの数字が示すもの
「RD」の後には必ず数字が続きます。この数字は、その住所がどの農村配達ルートに属しているのかを具体的に示しています。たとえば、「123 Main Street, RD 1, Springville, CA 95977」という住所の場合、「RD 1」はスプリングビル地区の1番目の農村ルート上にその住所があることを意味します。
通常の番地との併用がポイント
注意したいのは、RD表記は従来の番地(ストリートアドレス)と組み合わせて使われることが多いという点です。RD番号だけでは農村ルートを特定できるだけで、実際の建物の正確な位置までは分からないため、番地と併せることで物件の所在地を正確に特定できる仕組みになっています。
国によって異なる農村部の住所表記
なお、農村部の住所表記は国ごとに異なります。カナダでは「RR(Rural Route)」、イギリスでは「CR(County Road)」など、各国独自の方式が採用されています。海外に郵便物を送る際は、宛先の国の住所形式を事前に確認しておくと安心です。