コンピューターは、電源ユニット(パワーサプライ)から電気を受け取って動作しています。この電源ユニットは通常、壁のコンセントに接続されており、コンセントから供給される交流(AC)を、コンピューターが動作するために必要な直流(DC)へと変換する役割を担っています。さらに、コンピューターが必要とする適切な電圧と電流も供給します。
コンピューターが電気を得る流れを詳しく解説
ここからは、コンピューターに電気が届くまでの流れを、段階的に詳しく見ていきましょう。
1. 電源コンセント
コンピューターは、一般的には壁にある電源コンセントから電気を受け取ります。コンセントから供給されるのは交流(AC)電力で、電流の向きが一定の周期で交互に入れ替わるのが特徴です。
2. 電源コード
電源コードは、コンピューターとコンセントをつなぐケーブルです。日本では100V用のプラグが使われますが、多くの地域では3本のピンを持つプラグが採用されており、それぞれ活線(ホット)、中性線(ニュートラル)、アース線(グランド)に対応しています。アース線は感電や故障から機器を守る重要な役割を果たします。
3. 電源ユニット(パワーサプライ)
電源ユニットは、コンセントからの交流(AC)を、コンピューターが動作するために必要な直流(DC)へ変換する装置です。同時に、CPUやマザーボードなど各パーツが求める複数の電圧(主に+12V、+5V、+3.3Vなど)と電流を安定して供給します。
4. コンピューター本体
電源ユニットで直流に変換された電気は、マザーボードに送られ、そこからCPU、GPU、メモリ(RAM)、ストレージ(HDD/SSD)など、コンピューターを構成するさまざまな部品へと分配されます。
標準的なATX電源について
デスクトップPCの多くは、標準規格であるATX電源を採用しています。ATX電源には以下のような特徴があります。
- 24ピンのメイン電源コネクタを搭載し、マザーボードに接続
- ハードディスクやグラフィックボードなどの周辺機器向けに、複数のコネクタ(SATA電源コネクタやPCIe補助電源コネクタなど)を備える
- 冷却ファンを内蔵し、電源ユニット自体の過熱を防止
ノートPCやタブレットの場合
一方、ノートパソコンやタブレットなどのモバイル端末は、内蔵型または外部アダプター式の電源を使用します。これらの電源はATX電源よりもはるかに小型で、冷却ファンを持たない設計が一般的です。ACアダプターでDCに変換した電力をバッテリーに充電しながら本体へ供給することで、持ち運びながらの使用を可能にしています。
まとめ
電源ユニットの種類に関わらず、すべてのコンピューターは電気があってこそ動作します。電気が供給されなければ、コンピューターの電源は入らず、保存されたファイルやプログラムにアクセスすることもできません。つまり、電源ユニットはコンピューター全体の生命線とも言える、非常に重要なパーツなのです。