1873年5ドル金貨(ハーフイーグル)とは
1873年に発行された5ドル金貨「ハーフイーグル(Half Eagle)」は、アメリカ合衆国造幣局が鋳造した歴史的な金貨です。フィラデルフィア造幣局で鋳造され、当時の首席彫刻官クリスチャン・ゴブレヒト(Christian Gobrecht)によってデザインされました。
基本スペック
- 素材: 金90%、銀10%
- 直径: 21.59mm
- 重量: 8.359g
- 発行枚数: 2,565,855枚
- 相場価格: 350ドル~400ドル程度
デザインの特徴
表面には、冠(コロネット)を戴いた自由の女神「リバティヘッド」の肖像が描かれ、「1873」の年号が刻まれています。裏面には、翼を大きく広げたワシがあしらわれ、その下に「FIVE DOLLARS(5ドル)」の額面が表記されています。クラシカルで洗練された意匠は、19世紀アメリカ金貨ならではの魅力です。
コレクター人気の理由
1873年ハーフイーグルは、コレクターの間で根強い人気を誇る金貨の一つです。打ち込みが精緻で美しいデザインを持ちながら、希少性の高い金貨と比べて入手しやすい価格帯であるため、予算を抑えたい初心者コレクターにとっても魅力的な一枚とされています。なお、この年のハーフイーグルには数字の「3」の形状が異なる「クローズド3」と「オープン3」の2種類のバラエティが存在し、特に「オープン3」は希少性が高いことで知られています。
評価額・相場について
1873年5ドル金貨の市場価値は、保存状態(グレード)によって大きく変動します。一般的な流通品であれば350ドル~400ドル前後で取引されることが多く、傷や摩耗が少ない美品、さらには未使用に近い状態のものは、それ以上の高値がつくこともあります。
売却や購入を検討する際は、PCGSやNGCといった専門鑑定機関によるグレーディングを受けることで、適正な価格評価につながりやすくなります。また、金地金としての価値に加えて収蔵品としてのプレミアムが上乗せされる点も、この金貨の大きな魅力といえるでしょう。