歴史物語

1970年1月31日に起きた出来事とは?「うるう年だから日付が存在しない」誤解を解説

「1970年はうるう年ではないため、1月31日という日付自体が存在しなかった」という説を目にすることがあります。しかし、これは明確な誤解です。この記事では、その理由を解説するとともに、実際の1970年1月31日に起きた出来事を振り返ります。

1970年1月31日は確かに存在した

1970年はうるう年ではなく、1年間の日数は365日でした。ただし、うるう年の有無によって変化するのは2月だけです。平年では2月は28日まで、うるう年では29日までとなるだけであり、1月はどの年でも必ず31日まであります。したがって、1970年1月31日は普通に存在しており、その日は土曜日でした。

1970年1月31日の主な出来事

グレイトフル・デッド、ニューオーリンズで逮捕される

この日、アメリカの伝説的ロックバンド、グレイトフル・デッドのメンバーとスタッフら約19人が、ニューオーリンズのホテルで大麻などの所持容疑で逮捕されました。公演を行った会場「ザ・ウェアハウス」でのステージ直後のできごとで、この事件は後にバンドの代表作の一つとなる楽曲「Truckin'(トラッキン)」の歌詞にも反映されたことで有名です。

この日に生まれた人・亡くなった人

映画『グッド・ウィル・ハンティング』などで知られるイギリスの女優ミニー・ドライバーや、元クロアチア代表のストライカーとして名を馳せたサッカー選手アレン・ボクシッチは、1970年1月31日生まれです。一方、ルイジアナ州出身のブルース・ミュージシャン、スリム・ハーポがこの日に心臓発作のため亡くなっています。

1970年初頭の時代背景

1970年1月下旬は、まさに時代が大きく動いていた時期でした。1月22日にはパンアメリカン航空がボーイング747型機「ジャンボジェット」の商業運航を開始し、空の旅の大衆化が本格的に始まりました。1月26日にはサイモン&ガーファンクルのアルバム『明日に架ける橋』がリリースされ、世界中で大ヒットを記録しています。

日本では、3月15日に大阪・千里丘陵で開幕する日本万国博覧会(大阪万博)の準備が最終段階に入っていました。「人類の進歩と調和」をテーマに掲げたこの祭典に向けて、国民的な期待と盛り上がりが高まっていた頃です。


このように、1970年1月31日は確実に存在し、音楽史に残る事件や後の著名人の誕生など、複数の出来事が記録された一日でした。「うるう年ではないから日付が消える」という誤解は、うるう年の仕組み——すなわち2月29日の追加・削除のみが影響するという点——を理解すれば、簡単に解消できるものです。