歴史物語

世界恐慌(大恐慌)からの回復期間はいつ終わったのか?その時期と背景を解説

世界恐慌の回復期が終わったのはいつ?

世界恐慌(大恐慌)からの回復期間は、一般的に1930年代後半、すなわち第二次世界大戦の勃発をもって終了したと考えられています。1929年のウォール街株価暴落に端を発したこの世界的な経済危機は、各国に深刻な不況と大量失業をもたらしましたが、1930年代の終わり頃には、戦争への移行が経済の流れを大きく変えることになりました。

国によって異なる回復のスピード

回復の時期は国によって大きく異なっていました。アメリカではフランクリン・ルーズベルト政権下のニューディール政策により景気は徐々に持ち直したものの、失業率は高水準のまま推移し、本格的な完全雇用の達成には至りませんでした。

一方、ドイツは再軍備政策による公共投資で比較的早く景気を立て直し、日本も1930年代前半には輸出の拡大などを背景に、他国より早く恐慌から脱却したとされています。

戦争経済がもたらした転換点

第二次世界大戦が勃発すると、各国は軍事生産へと経済の舵を切り、工場の操業や雇用が急速に拡大しました。これにより残っていた失業問題も解消へ向かい、世界恐慌による経済危機は実質的に終わりを迎えます。

つまり、戦争という悲劇的な出来事こそが、結果として世界的な不況に終止符を打ち、その後の経済成長と繁栄の時代への扉を開いたといえるのです。