歴史物語

第二次世界大戦中、イギリスに捕虜収容所は存在したのか?

イギリス国内にも捕虜収容所はあった

答えは「はい」です。第二次世界大戦中、イギリス国内にも捕虜収容所が実際に存在していました。北アフリカやヨーロッパ戦線で捕らえられた主にドイツ軍およびイタリア軍の捕虜の一部が、イギリス本土の収容所に送られていました。

なぜ多くの捕虜が海外へ送られたのか

しかし、イギリスには捕獲したすべての捕虜を自国で収容するだけの余裕はありませんでした。食糧事情が厳しかったこと、本土への空襲の脅威が続いていたこと、そして脱走や治安上の懸念もあり、捕虜の大半は遠隔地であるアメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアへ移送されました。これにより、本国の負担を軽減しながら大量の捕虜を安全に管理することが可能になりました。

イギリスが国内に残した収容所

とはいえ、イギリスはすべての捕虜を国外へ送り出したわけではありません。陸軍および海軍の将兵を対象とする捕虜収容所は、イギリス国内にも一定数維持されていました。これらの収容所では、尋問や情報収集の対象となる将校の管理、あるいは戦争後期における農業や建設現場での労働力としての活用など、さまざまな目的で捕虜が受け入れられました。

このように、第二次世界大戦中のイギリスは、国内収容と海外移送を組み合わせる形で、膨大な数の捕虜を管理していたのです。