歴史物語

ベンジャミン・フランクリンに「好きな色」は存在したのか?

ベンジャミン・フランクリンに「好きな色」は存在したのか?

アメリカ合衆国の建国の父の一人であり、科学者、発明家、外交官としても知られるベンジャミン・フランクリン(1706年〜1790年)。多才な彼にまつわる質問の中で、意外と多く寄せられるのが「好きな色は何だったのか?」というものです。

結論から言うと、フランクリンが特定の色を好んでいたことを示す記録や資料は残っていません。彼の手紙、自伝、日記といった一次資料を調べても、特定の色に対する好みを示す記述は確認されていません。

なぜ記録が残っていないのか?

18世紀の時代において、「好きな色」といった個人的な嗜好を文章として残すことは一般的ではありませんでした。フランクリンは気象観測や電気に関する科学的な観察については綿密な記録を残していますが、色彩に関する個人的な感想を書き留める習慣はなかったようです。

色にまつわる業績との関係

直接的な「好きな色」の記録こそないものの、フランクリンは色とは無縁の人物ではありませんでした。雷雲や稲妻の研究で知られ、凧を用いた有名な電気実験を行ったほか、実用性を重視した発明家として「フランクリン・ストーブ」や遠近両用眼鏡の考案などでも名を馳せています。

歴史に残る彼の業績はまさに色鮮やかですが、本人がどの色を愛していたのかについては、今なお謎のままと言えるでしょう。