アメリカ合衆国において、第一種郵便(ファーストクラスレター)の送料が1セントだった時代は、実は一度も存在しません。「昔は1セント切手で手紙が出せた」という話を耳にすることがありますが、これは誤解です。
最安値は2セントだった
アメリカの第一種郵便における最低料金は2セントで、この料金は1883年から1898年までのおよそ15年間にわたって適用されていました。当時の物価水準を考えると、誰もが気軽に手紙をやり取りできる、郵便サービスにとって非常に恵まれた時代だったと言えます。
その後の料金の推移
1898年に料金が引き上げられて以降、インフレーションや郵便事業の運営コスト上昇に伴い、アメリカの郵便料金は段階的に値上がりを続けてきました。現代では数ドル規模に達しており、「2セント時代」はアメリカ郵便史上の特別な期間として記録されています。
まとめると、「1セントで手紙を送れた」というのは俗説であり、歴史的事実としては「最低料金は2セント(1883年〜1898年)」が正解となります。