実は、有刺鉄線(バーブドワイヤー)を最初に発明したのはジョセフ・グリッデンではなく、ルシアン・B・スミス(Lucien B. Smith)です。
世界初の有刺鉄線は1867年、スミスによるもの
1867年、アメリカのオハイオ州出身の農場主ルシアン・B・スミスが、有刺鉄線の特許を取得しました。これが、現在知られている有刺鉄線の原型とされています。
グリッデンが果たした役割とは?
とはいえ、グリッデンが有刺鉄線の歴史において重要な人物であることに変わりはありません。彼はスミスの元の設計に成功裏の改良を加えたのです。
グリッデンの改良により、有刺鉄線を機械で大量生産できるようになりました。これによって製造コストは大幅に引き下げられ、設置作業も格段に容易になりました。安価で扱いやすい有刺鉄線は、広大な土地を囲う手段として爆発的に普及していきます。
1874年の特許と富の獲得
グリッデンは1874年に自身の設計で特許を取得し、この発明によって瞬く間に富を築き上げました。彼の改良型有刺鉄線は、アメリカ西部開拓時代における牧場の境界設定や家畜の管理に革命をもたらし、「世界を変えた発明」の一つとして今日でも語り継がれています。