歴史物語

ルイ・リエル・デー(ルイリエルの日)とは?カナダ・マニトバ州の祝日を解説

ルイ・リエル・デーとは?

「ルイ・リエル・デー(Louis Riel Day/ルイリエルの日)」は、カナダのマニトバ州で毎年2月の第3月曜日に祝われる法定祝日です。2025年は2月17日、2026年は2月16日にあたります。

この祝日は、マニトバ州の創設者とされるルイ・リエル(Louis Riel)の功績を讃えるために制定されました。2007年に州政府によって正式に承認され、翌2008年から実施されています。

ルイ・リエルとはどんな人物?

ルイ・リエル(1844年~1885年)は、先住民とヨーロッパ系移民の混血であるメティス(Métis)民族の指導者です。彼は1869年の「レッド・リバー抵抗運動」を率い、その結果、1870年にマニトバ州がカナダ連邦に加盟することになりました。このことから、彼は「マニトバの父」とも呼ばれています。

しかし、その後のノースウェスト抵抗運動への関与により反逆罪で有罪となり、1885年に処刑されました。長らく賛否両論のある人物とされてきましたが、現在ではカナダ史における重要な人物として再評価され、マニトバ州では英雄として顕彰されています。

他の州の「ファミリーデー」と同じ日

2月第3月曜日は、カナダの複数の州で共通の休日となっています。アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、サスカチュワン州、オンタリオ州などでは「ファミリーデー(Family Day)」として家族との時間を過ごす祝日になっていますが、マニトバ州では独自に「ルイ・リエル・デー」という名称が使われているのが大きな特徴です。

当日は州内でアイススケートイベント、文化祭、歴史関連の催しなど、さまざまな行事が開催されます。厳しい冬が続くマニトバ州にとって、寒さの中でも楽しめる貴重な祝日となっています。

まとめ

ルイ・リエル・デーは、マニトバ州の創設に尽力したメティスの指導者ルイ・リエルを記念する祝日で、毎年2月の第3月曜日に設定されています。単なる休日にとどまらず、カナダの歴史と多様な民族文化に触れるきっかけとなる大切な記念日です。