アメリカの大恐慌期、金融システムを揺るがした最大の危機の一つが、相次ぐ銀行の倒産でした。預金者が一斉に資金を引き出そうとする「取り付け騒ぎ(バンク・ラン)」が各地で発生し、数多くの銀行が経営破綻に追い込まれました。
ルーズベルト大統領による全国「銀行休業日」の宣言
この混乱を収拾するため、フランクリン・D・ルーズベルト大統領は就任直後の1933年3月6日、全国的な「銀行休業日(Bank Holiday)」を宣言しました。これにより、全米の銀行は一時的にすべて閉鎖されることになりました。
銀行が閉まっていたのは何日間?
銀行の閉鎖は当初4日間とされていましたが、その後延長され、実質的には約1週間(3月6日〜3月13日頃)にわたって続きました。この期間中、政府は緊急銀行法(Emergency Banking Act)を成立させ、財務状態が健全であると確認された銀行だけが営業を再開できる仕組みを整えました。
銀行休業日の意義とその影響
この大胆な政策によって預金者の信頼は徐々に回復し、銀行の再開後にはむしろ資金が預け戻されるという結果につながりました。「銀行休業日」は大恐慌からの復興における重要な転換点となり、今日でも金融政策の歴史を語るうえで欠かせない出来事とされています。