歴史物語

K2は噴火したことがあるのか?「最後の噴火」に関する疑問を解説

K2に噴火の記録は存在しない

結論からお伝えすると、K2が噴火したという記録は歴史上一切ありません。そもそもK2は火山ではなく、溶岩やマグマを噴出するタイプの山ではないため、「最後にいつ噴火したのか」という問い自体が成立しないのです。

K2とはどんな山?

K2は標高8,611メートルを誇り、エベレストに次ぐ世界第2位の高峰です。パキスタンと中国の国境に位置するカラコルム山脈の中核をなす山で、「野蛮な山(Savage Mountain)」とも呼ばれるほど登頂難易度が高いことで知られています。

なぜK2は火山ではないのか

カラコルム山脈は、インドプレートとユーラシアプレートの激しい衝突によって地殻が押し上げられることで形成されました。このような造山運動によって生まれた山は、ハワイのキラウエア火山のようなマグマ活動による火山とは根本的に成り立ちが異なります。

そのため、カラコルム山脈一帯には活火山が存在せず、K2周辺で噴火が発生することもありません。山頂付近で見られる雪雪煙や雲は、強風によって雪が巻き上げられた現象であり、噴煙とは無関係です。

まとめ

K2は噴火したことのない非火山性の山であり、過去にも未来にも噴火の予定はありません。世界有数の高峰としての威容は、プレートテクトニクスが数千万年かけて創り出した大自然の芸術と言えるでしょう。