アフリカの歴史

パープルハート勲章とは?米軍最高位の負傷者向け名誉勲章を解説

パープルハート勲章の概要

パープルハート(Purple Heart)は、アメリカ合衆国が授与する軍事勲章の一つで、アメリカ大統領の名において授与されます。対象となるのは、1917年4月5日以降にアメリカ軍に従軍し、戦闘などによって負傷した、あるいは命を落とした兵士たちです。

この勲章は「戦傷・戦死者に対する勲章」という点で非常に特徴的であり、敵の攻撃やテロ行為、国際的な平和維持活動中の負傷など、幅広い状況で授与されることがあります。

パープルハートの歴史

パープルハートの起源は、初代大統領ジョージ・ワシントンが1782年に創設した「軍事功績章(Badge of Military Merit)」にまで遡ります。現在の形となったのは1932年で、ワシントンの生誕200周年を記念して復活・改定されました。

そのため、パープルハートはアメリカ軍の勲章の中でも最も長い歴史を持つものの一つとされています。

授与の対象となる主なケース

・戦闘中の敵の攻撃による負傷または死亡
・テロ攻撃による被害
・海外での平和維持活動中の負傷
・捕虜として拘束された際の被害(一定の条件を満たす場合)

国立パープルハート殿堂(National Purple Heart Hall of Honor)

パープルハートを受章した人々の功績を称えるための施設として、ニューヨーク州ニューウィンザー(New Windsor)には「国立パープルハート殿堂」が設置されています。

この施設では、受章者の記録や証言が展示・保存されており、彼らの犠牲と献身を後世に伝える重要な役割を果たしています。訪問者は、勲章の歴史だけでなく、実際に勲章を受けた兵士たちの物語に触れることができます。

まとめ

パープルハートは、単なる勲章ではなく、国家のために身を挺した兵士たちへの感謝と敬意を象徴する存在です。1917年4月5日以降の従軍中に負傷または死亡したアメリカ軍人に、大統領の名のもとで授与されるこの勲章は、アメリカにおける軍事的栄誉の体系の中で特別な位置を占めています。