ナミブ砂漠とは
ナミブ砂漠は、アフリカ南西部の大西洋岸に沿って広がる海岸砂漠です。世界最古級の砂漠として知られ、ナミビアからアンゴラ南部にかけて全長約1,300km、幅は最大約160kmに及びます。
基本情報
- 所在地: ナミビアおよびアンゴラ
- 規模: 全長約1,300km、幅約160km
- 気候: 高温で極めて乾燥しており、年間降水量はわずか約50mm
地形の特徴
高さ300mを超える赤い砂丘、礫(れき)の平原、そして白く輝く塩湖(塩田)が特徴的です。特にスーサスフレイ周辺の砂丘群は、その壮大な景観で世界的に有名な観光地となっています。
野生動物
厳しい乾燥環境に適応した生物が生息しています。朝霧から水分を得る甲虫類や各種爬虫類、砂漠環境に順化した哺乳類、そして多様な鳥類が見られます。また、「奇跡の植物」と呼ばれるウェルウィッチアは、この砂漠に固有の希少植物です。
カラハリとは
カラハリは、南部アフリカに広がる広大な半乾燥地帯です。厳密には「砂漠」というより、砂質の土壌を持つサバンナ(サンドベルト)であり、総面積は約110万km²に達します。
基本情報
- 所在地: ボツワナを中心に、ナミビア東部、南アフリカ北部、アンゴラ、ジンバブエ、ザンビアの一部にまたがる
- 規模: 約110万km²
- 気候: 夏は高温で乾燥するものの、ナミブより降雨量が多く、平均年間約500mm
地形の特徴
赤い砂に覆われたサバンナ草原と乾燥性の森林が広がり、ところどころにマカディカディ塩湖のような巨大な塩湖盆地が点在します。雨季には草花が一斉に芽吹き、緑豊かな風景へと一変します。
野生動物
ナミブよりもはるかに多様な動物相を誇ります。ライオン、チーター、ヒョウ、キリン、シマウマ、ヌーなどの大型哺乳類が豊富に生息し、ミーアキャットの観察地としても有名です。中央カラハリ保護区やカラハリ・トランスフロンティア公園など、大規模な自然保護区域も整備されています。
まとめ:ナミブとカラハリの違い
ナミブは「海沿いの極乾燥砂漠」、カラハリは「内陸の半乾燥サバンナ」という点が最大の違いです。降水量(約50mm対約500mm)、生態系の豊かさ、そして景観(砂丘や塩湖対草原や森林)のいずれを比べても、両者はまったく異なる環境を持つ、アフリカ南部を代表する二大地域といえます。