「2011年に日本で起きた核爆弾の名前は何か」という質問をよく見かけますが、結論から言うと、2011年に日本で核爆弾が使用された事実はありません。
おそらくこの疑問は、2011年3月11日の東日本大震災に伴って発生した福島第一原子力発電所事故と混同されているものと思われます。しかし、これは核爆弾による核爆発ではなく、巨大地震と津波によって引き起こされた原子力発電所の事故であり、性質がまったく異なる出来事です。
日本に投下された最後の核爆弾
人類史上、実戦で核兵器が使用されたのは現在までに一度きりで、それは第二次世界大戦末期の1945年8月です。
- 1945年8月6日:広島に投下された「リトルボーイ(Little Boy)」
- 1945年8月9日:長崎に投下された「ファットマン(Fat Man)」
この二つの原子爆弾以降、核兵器が実戦で使用されることはなく、2011年を含むそれ以降の年に日本で核爆弾が落とされたことはありません。
2011年に実際に起きたこと
2011年3月11日、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲いました。これにより電源設備が機能を失い、炉心溶融(メルトダウン)などの重大な原子炉事故が発生しました。
この事故では放射性物質の放出という深刻な被害が生じましたが、核爆弾のような一瞬の核爆発現象ではなかった点が重要です。原子力発電はウランの核分裂反応を制御してエネルギーを取り出す技術であり、兵器として瞬時に莫大なエネルギーを解放する核爆弾とは仕組みも目的も根本的に異なります。
まとめ
2011年に日本で起きたのは核爆弾の爆発ではなく、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故です。日本に核爆弾が投下されたのは1945年8月の広島(リトルボーイ)と長崎(ファットマン)が最後であり、それ以降、世界のどこでも核兵器は実戦で使用されていません。