アジアの歴史

中国人はいつ新年を祝う?旧正月「春節」の時期と過ごし方を解説

中国では、新年を「春節(しゅんせつ)」として盛大に祝います。日本でいう「旧正月」にあたり、現在広く使われている太陽暦ではなく、伝統的な太陰太陽暦(農暦)に基づいて日程が決まるのが最大の特徴です。

春節はいつからいつまで?

春節は農暦の正月元日(1月1日)に始まり、15日目にあたる「元宵節(げんしょうせつ)」で幕を閉じます。期間は約2週間に及びますが、なかでも最も重要なのは前夜の大晦日「除夕(じょせき)」と元日です。家族が一堂に会して「年夜飯」と呼ばれる年越しの夕食を囲み、花火や爆竹の音とともに新しい年を迎えるのが伝統的なスタイルです。

農暦は月の満ち欠けを基準としているため、春節の日付は毎年変動し、太陽暦ではおおむね1月21日から2月20日の間に訪れます。

近年の春節の日程

  • 2024年:2月10日(辰年・ドラゴン)
  • 2025年:1月29日(巳年・ヘビ)
  • 2026年:2月17日(午年・ウマ)

春節の主な過ごし方

春節を迎えるにあたり、人々は家の大掃除で厄を払い、赤い紙に縁起の良い言葉を書いた「春聯(しゅんれん)」を玄関に飾ります。連休中には親戚を回って新年の挨拶を交わし、子どもたちは赤い封筒に入ったお年玉「紅包(ホンバオ)」を受け取ります。街では獅子舞や龍舞が披露され、最終日の元宵節には色とりどりの灯籠を飾り、団子の一種「元宵」を食べて祝います。

春節は中国にとって一年で最も重要な祝祭日です。多くの企業や学校が長期休暇に入るため、帰省する人々による「春運(しゅんうん)」と呼ばれる世界最大規模の人口移動が起こることでも知られています。