答えはノーです。日本の空母機動部隊がアメリカ艦隊を攻撃・破壊するために最も多く投入したのは、雷撃機ではなく急降下爆撃機でした。
第一波で発進した艦載機404機の内訳
第一波として発進した艦載機404機の機種別内訳は以下のとおりです。
- 急降下爆撃機:297機
- 雷撃機:108機
- 水平爆撃機:19機
合計404機のうち、約74%にあたる297機が急降下爆撃機であり、攻撃隊の大半を占めていました。一方、雷撃機は全体の約27%にとどまっています。
各機種の役割の違い
急降下爆撃機は、目標めがけて急降下しながら爆弾を投下するため命中率が非常に高く、艦船への精密攻撃に適した機種でした。
雷撃機は魚雷を投下して敵投下して敵艦の喫水線下を攻撃できる点が強力ですが、命中させるには低高度まで降りる必要があり、対空砲火を受けるリスクが大きいという弱点がありました。
水平爆撃機は高高度から爆弾を投下する方式で、移動する艦船への命中精度は低く、投入機数もわずか19機と少数派でした。
このように、日本軍の艦隊攻撃において中心的な役割を担っていたのは雷撃機ではなく、数でも精度でも優れた急降下爆撃機だったのです。