アジアの歴史

明仁は今も天皇なのか?2019年の退位と徳仁天皇への譲位

結論から言うと、明仁(あきひと)は現在、天皇ではありません。2019年4月30日に退位し、それ以降は「上皇(じょうこう)」として過ごしています。

約30年間の平成時代に幕

明仁は1989年1月7日に第125代天皇として即位し、「平成」という元号のもと約30年間にわたって在位しました。しかし、高齢化に伴う体力的負担などを理由に、生前退位の意向を示されました。

皇室において生前退位は約200年ぶりのことであり、特別法である「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が成立したことにより、2019年4月30日に正式に退位されました。

2019年5月1日、徳仁天皇の即位

翌日の2019年5月1日、長男である徳仁(なるひと)が第126代天皇として即位しました。この日をもって元号が「令和」へと改められ、新しい時代が幕を開けました。

即位に伴い、同年10月には「即位礼正殿の儀」が執り行われ、国内外から多くの賓客が参列するなど、歴史的な節目として大きな注目を集めました。

退位後の明仁上皇の現在

退位後の明仁は「上皇」の称号で呼ばれ、皇后であった美智子さんとともに皇居・吹上御所で静かな生活を送っています。公務の多くは徳仁天皇および皇族方に引き継がれましたが、生物学の研究や歌会始など、これまで続けてこられた活動は一部継続されています。

また、上皇ご夫妻は被災地の慰問や国際親善などでも長年にわたり貢献されてきたことから、退位後も国民からの敬意は非常に高いと言えます。