アジアの歴史

なぜ北朝鮮は「金(キム)の国」と呼ばれるのか?その真相と正式名称

北朝鮮は本当に「金の国」なのか?

「北朝鮮は金の国だ」という表現を耳にすることがありますが、これはあくまで通称や比喩であり、正式な国名ではありません。北朝鮮の正式名称は朝鮮民主主義人民共和国です。

なぜ「金(キム)の国」というイメージが広まったのか

この呼び名の背景には、建国以来続く金一族による権力の世襲があります。初代指導者の金日成(キム・イルソン)から、二代目の金正日(キム・ジョンイル)、そして現在の金正恩(キム・ジョンウン)へと、三代にわたって同じ一族が国家を統治してきました。

さらに、全国の家庭や公共の場所に指導者の肖像画が掲げられ、記章やバッジの着用が求められるなど、個人崇拝が徹底されていることも、「金一家の国」という印象を強めています。

正式名称である「朝鮮民主主義人民共和国」とは

1948年に建国された北朝鮮の正式名称は「朝鮮民主主義人民共和国」です。国名には「民主主義」「人民」「共和国」といった言葉が冠されていますが、実際の政治体制は金一族による強力な指導体制が敷かれており、国名とのギャップが国内外で議論されることも少なくありません。

まとめ

「金の国」という呼び方は、金一族による長年の世襲支配と個人崇拝から生まれた通称にすぎません。北朝鮮を正しく理解するためには、まず正式名称である「朝鮮民主主義人民共和国」という事実を押さえておくことが大切です。