十二支における羊(未)の象徴するもの
中国の暦である十二支において、羊(未年)は優しさ・穏やかさ・創造性・思いやり・誠実さ・知性・安定といったイメージを象徴する動物です。穏和で芸術的な気質を持つとされ、周囲との調和を大切にする存在として捉えられています。
未年はいつ?12年ごとに巡る干支
未年は12年周期で巡ってきます。近年の未年は1967年、1979年、1991年、2003年、2015年であり、次回は2027年です。未年生まれの人は感受性が豊かで親切、クリエイティブな才能に恵まれている一方、慎重な性格ゆえに決断まで時間がかかる傾向があるとも言われています。
羊にまつわる有名な故事成語
中国語には羊を題材にした成語(四字熟語)が数多く存在します。
・亡羊補牢(ぼうようほろう):羊を失ってから柵を直すという意味で、「今からでも遅くない」という教訓を表します。
・三羊開泰(さんようかいたい):「三陽開泰」とも書き、冬が終わり春が訪れるように運気が開けることを意味する、新年の縁起の良い言葉です。
・順手牽羊(じゅんしゅせんよう):ついでに羊を連れ去ることから、何気ない機会に物を失敬することを指します。
富と豊かさのシンボルとしての羊
中国文化において羊は、富や財産とも深い結びつきがあります。古代中国では「羊」と「祥(めでたし)」が同じ意味で用いられ、「吉羊=吉祥」として縁起の良い象徴とされてきました。また、かつて銀貨が「洋(ヤン)」と呼ばれたように、羊の読み方である「ヤン」とお金に関わる言葉が音の上で通じるため、豊かさや繁栄をもたらす動物として古くから尊ばれてきたのです。