北米の歴史

もともとペンシルベニア州の一部だったのはどの州?デラウェア州の歴史をわかりやすく解説

アメリカ合衆国の50州の中で、デラウェア州(Delaware)は、もともとペンシルベニア州の一部だった歴史を持つ州です。小さな面積ながら、建国期の重要な役割を果たしてきたこの州の歩みを、時代順に見ていきましょう。

17世紀:オランダによる入植と主張

デラウェア地域にヨーロッパ人の足跡が残り始めたのは17世紀のことです。当初、この地域はオランダ人が「ニュー・ネーデルラント(New Netherland)」の一部として領有を主張しました。その後、1630年代にはスウェーデン人がデラウェア川沿いに「ニュー・スウェーデン」と呼ばれる入植地を築くなど、複数の勢力がこの土地をめぐって関わりを持つようになりました。

1664年:イギリスの支配下へ

1664年、イギリスがオランダからこの地域の支配権を奪取しました。これによりデラウェア地域はイギリス領となり、やがてペンシルベニア植民地(Province of Pennsylvania)の一部として組み込まれることになります。当時のデラウェアは「下流3郡(Lower Counties)」と呼ばれ、ペンシルベニアの統治下に置かれていました。

1776年:独立宣言と州への道

1776年、アメリカ独立戦争のさなか、デラウェアはペンシルベニアからの独立を宣言し、独立した州としての歩みを始めました。さらに1787年には、新憲法を批准した最初の州となったことから、「ファースト・ステート(The First State)」という愛称でも知られています。

まとめ

デラウェア州は、オランダの主張から始まり、イギリスの支配を経てペンシルベニア植民地の一部となり、1776年に独立を果たしたという波乱に富んだ歴史を持っています。今日では小さな州ながら、アメリカ建国史において欠かせない存在となっているのです。