アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)当時、フロリダ州民の大多数は南部連合(アメリカ連合国)を支持していました。フロリダは1861年1月10日に合衆国から脱退し、アメリカ連合国の創設メンバーの一つとなりました。
約15,000人が南部連合軍に従軍
当時のフロリダは人口わずか14万人ほどの小さな州でしたが、それでも約15,000人の男性が南部連合軍に加わり、数多くの主要な戦闘に参加しました。1864年にフロリダ国内で戦われた最大規模の会戦であるオラステーの戦いでは、フロリダ出身の部隊が南部連合軍の勝利に大きく貢献しています。
「南部連合の食料庫」としての役割
フロリダの貢献は兵力だけにとどまりませんでした。同州は肉の保存に不可欠な塩の重要な産地であり、牛の供給地としても南部連合を支えました。直接の戦場となることは比較的少なかったものの、物資供給の面で戦争遂行に欠かせない存在だったのです。
複雑な歴史的評価
このように、人口の小さい州としては比較的大きな役割を果たしたフロリダですが、その歴史的評価は一様ではありません。奴隷制の維持を掲げて結成された南部連合への参加は、現代においても議論の対象となっています。また、当時のフロリダにも南部連合に反対する住民がおり、州内の意見が完全に一致していたわけではない点も忘れてはなりません。
まとめると、南北戦争中のフロリダは圧倒的に南部連合側につき、創設メンバーとして兵員と物資の両面で戦争を支えました。しかし、その関与の深さゆえに、歴史的な評価は今なお複雑なものとなっています。