「アメリカ」という名前の誕生
アメリカという地名が初めて使われたのは、1507年のことです。ドイツの地図製作者(カートグラファー)であるマルティン・ヴァルトゼーミュラーが、当時としては画期的な世界地図を出版しました。この地図には、大航海時代にヨーロッパ人によって新たに発見された西半球の大陸が描かれていました。
なぜ「アメリカ」と呼ばれるようになったのか
ほとんどの学者の見解によれば、「アメリカ(America)」という名称は、イタリアの探検家アメリゴ・ヴェスプッチに敬意を表して付けられたものです。ヴェスプッチは、クリストファー・コロンブスが到達した土地がアジアの一部ではなく、ヨーロッパ人にとって未知の「新大陸」であることをいち早く認識した人物の一人とされています。
ヴァルトゼーミュラーは、ヴェスプッチの業績を高く評価し、彼の名前にちなんで新大陸を「アメリカ」と名付けたのです。この1507年の世界地図は、後に「アメリカの出生証明書」とも呼ばれるほど、歴史的に重要な意味を持つ資料となりました。
まとめ
つまり、アメリカの命名は1507年、ドイツ人地図製作者ヴァルトゼーミュラーの手によるものであり、その由来はイタリアの探検家アメリゴ・ヴェスプッチの名前にあります。一人の探検家の発見と、一人の地図製作者の判断が組み合わさって生まれた名前が、今日まで世界中で使われ続けているのです。